メンテナンス時期を逃して後悔したくない人に!
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屋根の防水工事にはいったいいくらかかるのでしょうか?ここでは、屋根の防水工事が必要な理由と費用相場、工事の時期・頻度などについて解説していきます。
このページを読むことで、屋根防水工事の費用、適切な工法の選び方、施工タイミングや火災保険の活用について理解し、建物を守る適切な対応がわかります。
そもそもなぜ屋根の防水工事が必要なのでしょうか。屋根にも様々な形がありますが、防水工事を必要とするのは勾配のない屋根です。学校やマンションの屋上などに見られる平らな屋根が該当します。
屋根に勾配が付いていないと、雨が降った際、雨水が下に落ちずに屋根の上にとどまってしまいます。防水工事を行わないと、建物に雨水がしみこみ、雨漏りが起きてしまう恐れがあるのです。
そのため、防水工事を行う必要があります。
屋根の防水工事には大きく3つの種類があります。
シート防水とは、シート状の材料を用いて防水層を作る工法です。塩ビシート防水とゴムシート防水があり、それぞれ長所・短所が異なります。シート防水の耐用年数は約12~15年で、費用は1平方メートル当たり2,100~7,500円程度です。
次に塗膜防水とは、防水機能を持つ塗料を屋根に塗る工法です。ウレタン防水とFRP防水があり、日本ではウレタン防水がよく使われています。ウレタン防水の耐用年数は約10~13年で、費用は1平方メートル当たり2,500~7,000円ほど。FRP防水は約10~15年の耐用年数で、費用は4,000~7,500円程度です。こちらは屋根よりもベランダなどに使われることが多い工法となっています。
最後にアスファルト防水とは、合成繊維不識布にアスファルトをしみこませて、ルーフィングを貼り重ねる工法です。約12~20年の耐用年数で、5,500~8,000円ほどの費用が掛かります。
屋根防水工事の時期・頻度は劣化の症状を見極めて判断しましょう。屋根に水が溜まっていたり雑草が生えていたり、ひび割れが起きていたりする場合は防水工事が必要と判断できます。
また防水工事の耐用年数から、時期や頻度を計算するのもよいでしょう。例えばシート防水で施工したならば、12~15年周期で防水工事を行うのが望ましいです。
風災による雨漏りが起きた場合、屋根防水工事に火災保険が適用されます。風災とは、台風や暴風、竜巻、強風などのこと。ほかにも雨や雪、砂埃、雹なども風災として認められます。
風災で雨漏りが起きたら、現場状況を写真でまとめて保険会社に相談してみましょう。
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